よもぎた村のわんこの農園 -増尾農園ブログ-

青森県の蓬田村という小さな村で2018年に就農、ミニトマトを作ります。

定植(第3弾)を終え、全棟に苗が入りました!

今日、定植(第3弾)が終わりました!

これでわが家のハウス3棟全部に苗が植えられたことになります(一部残っているところもありますが)。

 

今日植えた苗は、これまでのとはちょっと違います。

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通常は主茎を1本伸ばすのですが、これは「2本仕立て」にした苗です。

 

「2本仕立て」は、一度、葉を全部落とします(全部落とさない方法もあります)。

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これは4月23日の写真。こんなふうに葉っぱを落として、枝の付け根ののところから出てくる芽(=わき芽)を伸ばしたのが、一番上の写真です。 

 

2本仕立ての良いところは、

1)「1株で2株分」なので苗代が半分で済む

2)収穫のピークが他より遅くなるので、シーズン後半にも安定した収穫が期待できる(ただし、それにはそれなりの技術が必要ですが)

というところでしょうか。

 

一方、デメリットは

1)「1株で2株分」とはいっても2株よりは収量が少なくなる

2)2本の大きさが揃わず、生育管理が煩雑になること(一番上の写真をよく見ると、左右の茎の太さの違いが分かると思います。これでも左右が揃っているほう)

というところです。

 

すべて植え終わっても、ハウス内はこんな感じ。f:id:y-morit:20190510222113j:plain

支柱の数に対して苗の数は半分なので、閑散としてます。。。

 

ちなみにこちらの写真、ある理由で除外したのですが、なぜか分かるでしょうか。

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わが家では「接ぎ木苗」(病気への耐性のある「台木」に、実を収穫する「穂木」を接いだ苗)を使っています。この苗では、赤い丸のところが接ぎ目です。

 

なので、この接ぎ目の下から伸びている左右2本の茎は「台木」です。もし、これを植えて左右の茎を伸ばしたとしても、美味しいミニトマトはなりません。

 

おもしろいでしょ?(笑