よもぎた村のわんこの農園 -増尾農園ブログ-

青森県の蓬田村という小さな村で2018年に就農、ミニトマトを作ります。

移植の準備(5月5日)

私たちは農協から苗を買うのですが、その際、苗には「定植苗」と「移植苗」があります。

 

「定植苗」とは、まさに定植適期の苗で、農協から引き取ったらすぐに定植できます。一方、「移植苗」とは本葉2枚程度の若苗のことで、この苗を自分たちでまずはポットに植え替えて育苗し、しかるべき時に定植します。

 

私たちは、ビニルハウス3棟のうち、最初に定植する1棟分を定植苗で、後の2棟分は移植苗で買うことにしました。

 

そうすると、苗を引き取る順番としては、1)2棟目の分の移植苗、2)1棟目の分の定植苗、3)3棟目の分の移植苗ーーという形になります。

 

というわけで、最初の移植苗の引き取り日(予定では5/7)が近づいた5日、移植苗を植えるポットの準備をしました。

 

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奥の青いドラムは土を混ぜるためのもの。「まぜ太くん」というらしいのですが、私たちは「ゴロゴロ」と呼んでいます(土をまぜるときゴロゴロと音がするから?)。ポットに入れる土は、野菜専用の育苗用培土ともみ殻堆肥などを混ぜたものを使います。

 

手前の、穴がいっぱい開いているのは土をポットに入れるためのもの。穴の下にはポットが並んでいます。名称は「ポッター」。

 

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土が混ざったら、こうやってスコップで入れていきます。ポット1個1個に手で土を入れた方がしっかり土は入るけど、600個作るのもなかなか大変、ということで。

 

ちなみに「まぜ太くん」も「ポッター」も借り物です。

 

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ポットの土に、たっぷりと水を含ませます。

 

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水を含ませたら、ビニルハウスの中に並べて、乾燥しないように黒マルチをかけておきます。

 

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こんな感じ。黄色いカゴは単なる重しです。この日の作業はここまで。

 

こうしておく目的は、ポットの地温を高めること。移植苗をポットに移し替えたときに、根っこが伸展しやすいように、ということなんでしょうね。

 

「これで移植苗を引き取る準備OK!」と思っていたら、気温の低い日が続いたせいなのか、苗の生育が遅れているとのことで、引き取り日が延期されてしまいました。

 

ま、「自然」が相手だからしょうがない。気長に待ちましょう。