ミニトマト農家、始めました。
青森の桜も満開になりました。
ご報告が遅れましたが、この春からミニトマト農家として独立しました!
気に掛けて下さっていた皆さま、何もお伝えせず、申し訳ありませんでした。m(_ _)m
この間の歩みを、ダイジェストでお伝えします。
1.農地を確保する
私たちは、村が建てたビニルハウスを借りるという形で農地の確保ができました。まずはハウス3棟(10a)です。
2017年6月。ハウス予定地はまだ空き地。
冬。「ハウスが建った!!」
2.各種手続きを済ます
国の新規就農者の支援事業として、経営開始から5年間は、最大で150万円/年を交付する制度があります。その制度を使うためには、「認定新規就農者になる」とか、「この先5年間の〈経営開始計画〉を提出する」とか、いろんな書類を作成・提出しなければなりませんでしたが、村役場の方が懇切に相談・指導してくれたので、非常にスムーズでした。それとは別に、税務署には「開業届」「青色申告の承認申請書」などを提出。農協関係では組合員としての加入手続きや出荷契約があり、また、ビニルハウスを対象とした共済に入るなど、諸手続きがたくさんありました。
3.苗を注文する
私らの今年の計画は、ハウス1棟に600本、計1800のミニトマトを、5月中旬から6月中旬に掛けて定植する予定です。その苗は2月に農協に注文しました。苗は、穂木「キャロル10」・台木「グリーンガード」の接ぎ木です。その一方、私らは2~3月は農協でトマトの育苗のアルバイトをしていたので、自分が注文した苗を、自分で種まきしたり接ぎ木したりすることにもなるという・・・。
4.土壌診断を依頼する
ハウスの中の雪が溶けて最初にしたことはハウス内の土の採取。ハウスの土を検査機関に送って土質や肥料分の残り具合などを診てもらい、その結果に基づいて、今年散布する肥料の種類や量を決めます。本来はその年の作付けが終わった時点で診断してもらうようです。
その時、コウちゃんは・・
5.枯れ草を片付ける
4月1日、開業日。この日やったことは枯れ草の処分。「草だから耕耘しゃちゃえばいいのでは?」と思いきや、枯れ草をそのままにして耕すと、トラクターの歯に絡みついてうまく耕せないのだそう。
ちょうどこの頃、近くの山ではフキノトウが花盛り。(ハウスの中にもあったけど)
天ぷらやフキノトウ味噌にして美味しく頂きました。
6.防虫ネットを張る
ハウスのビニルを開放したときに、虫が入ってこないように、防虫ネットを取り付けます。見てのとおり、はしごに登ってちょっとずつ位置をずらしネットをバネで固定していくので、けっこう大変です(私はネットを広げて手で押さえているだけですが)。
7.トラクターで耕す
去年は研修の一環として露地でトラクターの練習をさせてもらいましたが、ハウスの中を耕すのはこの日が初めて。ハウスのパイプを折りませんように、ビニルを破りませんように(もっとも私は見ているだけですが)。
まだ土が大きな塊になっているのが分かると思います。この後も何度か耕さないと。
8.ハウスに屋根を掛ける
ごめんなさい、写真、取り損ねました。ハウスの屋根になるビニルは、冬の間、ハウスのてっぺんに巻き上げられているので、それを広げて降ろし、固定します。4~5mほどの高さのあるハウスの骨組みに登って前後左右のバランスを見ながらの作業はなかなか大変です。今回は研修先だった農家さんやご近所の農家さんなど、先輩農家さんの手を借りて問題なく屋根を張ることができました(当然、これも私は見てるだけ)。
というわけで、ハウスの準備は順当に進みました。
今度はハウスの中。ミニトマトを植える前に、やることはまだまだあります。
ダイジェストと言いながら、長くなりました。スミマセン。
これからまた、状況報告していきます。
今度はもうちょっとこまめに更新するつもり。。。(汗
当面はよもぎた村のわんこの日記も続ける予定です。
どうぞよろしくお願いします。