よもぎた村のわんこの農園 -増尾農園ブログ-

青森県の蓬田村という小さな村で2018年に就農、ミニトマトを作ります。

家庭菜園、始めました。

定植が終わったので今日は小休止、ということで、家庭菜園をいじりました。

 

午前中はニンジン、ダイコン、インゲン、スナックエンドウ、スイスチャード、ビーツといった野菜の種まきをしました。

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スイスチャード(=西洋ふだん草)はほうれん草の仲間で、夏も収穫出来ます。(とはいえ、作ったことも食べたこともありません・・・)

ビーツはロシアでこよなく愛されている野菜なので、青森でもうまくいくはず、と思っているのですが、どうでしょうか。

 

午後はジャガイモ。「インカのめざめ」「レッドムーン」「キタアカリ」「ノーザンルビー」「シャドークイーン」「キタカムイ(たぶん)」の6種類を植えました。

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上の写真は、「ノーザンルビー」「シャドークイーン」「キタカムイ」。これらは昨年収穫して食べきれなかったジャガイモです。教科書的には「食用のジャガイモを種イモにするのは病気のリスクがあるので止めましょう」ということなのですが、芽が出ていたら植えたくなるのが人情ってもん。

 

写真のイモが粉ふきいものようになっているのは、イモを切った断面にゼオライトをまぶしているためです。ジャガイモは植える場合、セオリーでは数日前に種イモを切ってその断面を乾かすのですが、ゼオライトをまぶすことで乾かす必要がなくなり、病原菌の繁殖を抑える効果もあるそうです。

 

ちなみに「ノーザンルビー」は皮が赤くて中が淡いピンク色、「シャドークイーン」は皮も中も紫です。こんな感じ↓

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”映える”料理とかをする人ならこの色を活かして何か作るのかもしれませんが、私の腕ではフツーのジャガイモと同じように使ってます・・・。

 

家庭菜園は、トマトと違って生業にするほどの技術もなく趣味的なものですが、「家庭菜園」というには多すぎる収穫がある(はず)ので、今年は販売することも視野に入れていきたいと思っています。・・・ま、収穫出来るたら、の話ですけどね。

定植!(第2弾)

まずは昨日(5/5)の夕方、植穴にかん水したところから。

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1穴ずつ、たっぷりと。

それから、農協から苗を引き取ってきました。これはその一部。

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1カゴに20株あるので、これで120株。今回は全部で34カゴ、680株です。

ここまでが5日の作業。

 

明けて6日。トマトの苗が畝にスタンバイされました。

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実はこの前にもう一つ、作業が。

それは苗に水をあげること。写真では、ポットの土が濡れているように見えますよね?これはただの水ではなく、液体肥料を加えた水に浸けているんです。

液肥の主成分は「グリシンベタイン」というアミノ酸で、発根を促す作用があるとか。

 

さて、それでは植えますよ。

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まず花を自分のほうに向けて、人差し指と中指で根本を挟むように持って、ポットを外します。根鉢(=ポットの土)は崩さないようにして、、、

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植穴にスポッ。それから根鉢の周りに土を寄せ、上からグッと押さえて根鉢と畑の土が密着するようにします。(左手にカメラなので、右手だけでやっていますが、もちろん両手でやります)

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はい、できあがり。

これから数日トマトは、前日の植穴の水と直前の液肥入りの水とを頼りに、水を求めて一生懸命根っこを伸ばします。その間は葉の血色(?)も悪くなり、ちょっと元気がなさそうで心配になるんですが、ここで人間が手を出すと「あ、頑張らなくても生きていけるかも」と思ってひ弱な子になっちゃうんだって。

おまえたち、頑張れよー。

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定植準備、続く。

今日は支柱の固定から。

 

この作業は、支柱にロープを絡めていって、その両端をハウスの鉄骨に結びつけることで、支柱が倒れないようにするものです。

トマトの草丈がこのロープを超えるようになったら、そこで茎をUターンさせて下に降ろします。なので、この支柱とロープは、相当な重量に耐えられるようにしなきゃいけないんです。

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縦に繋いだロープを強く引くと支柱が斜めになるので、それをまっすぐに直します。

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簡単そうに見えますが、50mぐらいを腕を上げっぱなしにする上に力もいる作業なので、けっこうキツイです。(って、私はやってないんですけど)

 

縦が終わったら、横も数カ所ロープを張ります。

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はい、出来ました。

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通路の整地もしましたよ。(分かりにくいですが、昨日のと見比べて貰えれば)

 

これで定植前の準備は9割方終わりました。

あとは定植の前日に植穴に水をやります。定植(第2弾)は6日なので、明日の午後、水やりです。

 

追記(5/6)

この記事について作業をしていたご本人から、「ロープの結び方を載せないと」とご指摘いただきました。それがこちら。

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私:「私にはこの結び方の凄さが分からないんだけど」

ダンナ:「見る人が見れば分かる」

というわけで、私には解説出来ませ~ん。あしからず。

厳しい(?)監督登場!

今日の天気は快晴! ハウス内は昼頃には30度でした。暑い!

 

今日の作業は、「畝に植穴を開ける」と「支柱を立てる」です。

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植穴は、株間40cm間隔で1条(=1列)に107穴あります。

写真の状態はマルチをくり抜いただけなので、この後、苗の根鉢が入る程度に土を掘って穴にしました。

それぞれの植穴には、アブラムシなどの防除のための薬剤を入れました。

 

はい、全部できました。

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昨日は機械頼みで良かったけど、今日はすべて人力です。

ここまでやれば、あとは定植するだけ!・・・・・と、いきたいところですが、まだです。

明日は支柱をロープで繋いでハウスに固定するのと、ぼこぼこの通路の整地です。

 

こんな作業の現場監督は、、、

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増尾農園の看板わんこ、コウちゃん。

しっかり見てるな-。

新兵器登場!

今日は風の強い日でした。ハウスが飛ばなくて良かったです。

 

さて、今日の作業は畝立て。

まず、畝の中心となる線にロープを張って、足で踏んでいきます。

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この足跡の上に畝立て機の中心を合わせて畝を成形していくわけですが、これまでは、

1)畝を立てる ←機械

2)畝の上に、灌水用のチューブを敷く ←人

3)畝の上にマルチをかぶせ、畝の両脇を土で抑える ←人

という手順でした。

 

が、今年は新兵器があるんです!

その名も「可変式平髙畝ロータリマルチ」!  

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なんとこの子は畝を立てながらマルチを被せてくれるんです!!!

しかも仕様にはないにもかかわらず、灌水チューブも同時に敷設できました!

 

とはいえ、文明の利器を使いこなすのはなかなか大変で・・・。

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「むしろ人がやったほうが早いんじゃ・・・」(心の声)。

 

それでも無事、畝立てできました(ちょっと不格好なところもありますが)。

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この日はさらにもう1棟、畝立てできました(通路の整地とかは、また後で)。

合計8本も畝を作ったのに筋肉痛にならないなんて! 

ああ、機械ってすごい。

令和元年の初仕事

令和が始まった今日、わが家では次の定植の準備に追われておりました。

 

今年は昨年よりも土作りに力を入れています。以下、その備忘メモ。

1)4月中旬に有機石灰・有機肥料を入れて耕起

2)その後、ハウスを1週間~10日程度閉め切り、保温。

 ハウスを閉め切るのは、苗のために地温を上げるのと同時に、土壌内の菌の活性を高めるためでもあります。

 数日閉めきって置いたハウス内の様子。

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ハウス内は晴天が続くと気温50~60度ぐらいまで上がります。

うちのハウスの土は砂が多いため、どんどん乾いてサラサラ~。

 

3)ハウスの土に散水しつつ、微量元素などを含んだ肥料(コウモリの糞とか、北海道でしか採れないケイ酸とか、その他諸々)を散布。

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乾燥した土に定植すると、その後の生育で病気になりやすいので散水します。

写真のように、ホースで少しずつなので、1棟終えるのに半日ぐらいかかっています。

散水して肥料を撒き終えたのがこちら。

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・・・分かりにくいですが、肥料も点々としてます。

この後、4)耕す、となります。今日の作業はここまで。

 

地味な土の写真ばっかりで失礼しました。

明日は畝を立てます。

今年最初の・・・

こんにちは。

 

昨年、「初出荷!」の記事を書いて以来となってしまいました。

・・・続けるって、大変。

 

気がつけば、あと数十分で平成が終わろうとしています。。

 

そんな今日は、私たちの今季初のミニトマトの定植となりました。

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 はるかに続くトマト苗。。。

実際の畝の長さは42~3mで、4畝で800本弱を植えました。

去年は3畝・540本と畝の設計に余裕を持たせすぎたので、今年は本数を増やしました。

 

苗はこんなかんじで、花が咲き始めたなー、というところ。

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今日は曇り空で気温も12~3度と、定植にはちょうどいい1日でした。

(快晴だと、人もトマトもぐったりしてしまうので)

 

はからずも平成最後の定植となりましたが、私たちの2年目はいよいよこれからです。

 

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 (弘前城のお濠と桜。本文とは関係ありません)